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 第1回 「Saya mau pergi ke Bali」

Update:'00.6.1

 のっぽの喜怒哀楽(本音)を徒然なるままに書き連ねてみたい……それも週1ペースで習慣化しようという大胆不埒(ふらち)な企てを思いついたものの、果たしていかなる結果になるものか、それは神のみぞ知るぞなもしかしてぇ〜……などとニャンコ先生の喋りというか、愛川欽也さんの名調子を思い出しつつキーボードを叩き始めた次第であります。
 どうぞ末永くおつきあいください。
 てなわけで、記念すべき(なにがじゃ?)第1回はASIA最大の脚本家らしく、いきなりタイトルからしてインドネシア語。
 「サヤ マウ プルギ ク バリ」と読めるとBagus(バグース・wonderful)と褒められます。
 英語で言えば“I want to go to Bali”(国連英語検定1級の古賀英語道場主の古賀武夫先生、これ◎がつきますか?)。
 のっぽが一番得意な日本語で言えば「オラ、バリに行きたいドグゥ〜」ということ。
 パリじゃなくて、バリ。
 南十字星輝く南国の楽園バリ島です。ホントに行きたい。今すぐ行きたい。6月のバリは梅雨でムシムシの日本とは正反対で、一年で一番のお勧めシーズンなのですよ。雨期も明け、しのぎやすくて、果物の女王マンゴスティン(マンギース)もめちゃ美味い。あ〜〜、飛んで行きたいなぁ!   
 なにしろのっぽは名うてのバリ島マニアなのです。
 1988年6月に初めて赤道を越えてから昨年の3月ですでに20回も行ってしまった(ひどい時は忘れ物を日本にして3日で2回出入国したこともある。バリを夜発って成田に朝着き、忘れ物を受け取って、そのまま乗ってきた飛行機でまた成田を発って夜バリに着くというスケジュール。結局、その時はほぼ20時間飛行機に乗っていた。アハ)。
 声優の水谷優子さん&鶴田恵子さん(ぽりりんのマネージャー)の高校時代の恩師と新幹線ひかり号の中で出会ったのがきっかけ(と言っても、彼女たちが高校を卒業した直後の3月末なので、もちろんまだ面識はなかったけど)。
 最初のバリ島行きももちろんその方とご一緒でした。
 夜7時半ごろ、バリ島のデンパサール空港に無事着陸し、飛行機のタラップを初めて降りた時の感覚は今でも忘れられない。
 ムッとした南国特有の蒸し暑さ、そして香辛料や何やら入り交じったバリ特有の匂い……外国に来たという実感がストレートにまだ毛が今よりあったのっぽの脳天を痺れさせたのでした。
 バリ島はインドネシア共和国のバリ州に当たり、ほぼ三重県と同じ面積に人口約200万人。
 エンターテイメントをのぞけば、生活水準は日本のほとんど40年前と同じくらいか。
 最近やっとテレビが一般家庭に普及したものの、冷蔵庫や洗濯機、電話などいわゆる文明の利器は庶民にとって高嶺の花。給料も高卒銀行員の初任給が1万円弱といったところ。
 しかし、物質的には恵まれていないものの、ほとんどの島民が敬虔(けいけん)なヒンズー教徒で心豊かな生活を営んでいるのです。
 人々の笑顔がいい。なんてったっていい。和風に言えば、『笑顔千両』か。
 日本からのリピーターが多いのはこの笑顔の虜(とりこ)になった証(あかし)にちがいないのです。
 当時小学2年生の長女が初めてのバリ旅行から帰国後に漏らした言葉が忘れられない。
 「お父さん、人間て物がなくても楽しく暮らせるんだね」
 【連れて行ってよかった】と親父つくづく思いました。
 子供を外国に連れて行くのなら、まずハワイよりバリの方を先にしたらよろしいのでは……とも。
 とにも頭かくにも、バリ島の時間の流れはゆったりしているのです。
 一日が日本と同じ24時間とはとても思えないくらいなのです。
 木陰は涼しく、部屋の中も心地いいのです。椰子の木の葉ずれの音を聞きながら、のんびり読書などするのも乙なものです。
 恥ずかしながら、南十字星が4つの星とは知りませんでした。
 ホタルがあんなに空高く飛ぶのを見たのも初めてです。
 本当の闇夜があります。
 暗くなったら本も読めません。テレビもゲームもお預けです。
 緑が豊かです。ハイビスカスやブーゲンビリアなど南国特有の色鮮やかな花が年中咲いているように思えます。
 純生のマンゴージュースも味わえる上に、薫蒸(くんじょう)されていない無垢(むく)なバナナも食べられます。
 物価が安いのもいい。今なら1万円を両替したら70万ルピアぐらいになる。
 場末の両替屋だったら、下手をすると5千ルピア札で140枚も渡したりする。
 財布はいきなり超肥満児に変身。
 それだけでリッチな気分になってしまうのは、いかにも貧乏人の明石家さんまか?(ご本人は長者番付の常連です。念のため)
 値切るのが当たり前の買い物もゲームと思えば楽しい。5枚で千円のTシャツがいきなり10枚千円になったりする(もちろん一度洗濯したらおじゃんになりますが)。
 のっぽのバリ島での定宿は芸術村と呼ばれるUBUD(ウブッドゥッ)にある。
 UBUDはバリ絵画、バリ舞踊、なんでも楽しめる、喧噪から離れた村。
 毎朝雄鶏が騒々しく鳴いて起こしてくれるのが夜更かし族には怨めしいけどね。たまには早寝早起きするのもよろしいでしょう。
 定宿の名は『Sehati Guest House(スハティ ゲスト ハウス)』。
 バリ島でののっぽの弟・ワヤン・カルディカ君(1964年生まれ)がマネージャーを勤めるゲストハウスで、彼とはもう12年のつき合いになるわけか。
 彼には平成8年の1月にNHK教育テレビ『さわやか3組』で放送された(脚本はのっぽです)「ワヤンさんいらっしゃい」にゲスト出演してもらいました。   
 その時にはのっぽが映してきたゲストハウスやバリ島の風景も画面に登場しましたので、あるいは覚えていらっしゃる方も、いないだろうなあ?
 
 ♪バリ島よいとこ 一度はおいで〜
  物価安いし ねえちゃんはキレイだ ワワ〜……♪

 てなわけで、のっぽは添乗員よろしくこの定宿にアニメ関係者をたくさんお連れしましたし、紹介もしました。
 脚本家では柳川 茂氏、井上敏樹氏をはじめのっぽのメンバーたち。
 あかほり、あみや、川崎、千葉、町田、松井、三井、あべ……(誰か忘れてたらゴメンね)。
 あの世界的イラストレーターの天野喜孝氏ものっぽと同室で楽しんでもらいました。画家の河合ノア女史(柳川夫人)もその時同行。
 声優さんでは水○優○さん、○原○ぐ○さん、横○○佐さん、玉○○○子さんなどなど。すごいでしょう?
アニメファンなら行ってみたくなるかも?
 行きたくなったら、ワヤン君に電話してみてください。彼は日本語が上手です。空港まで迎えに来てくれます。
 宿泊料はツインルーム一泊朝食つきで二人なら32ドル、一人なら23ドルの格安料金。二人で3500円だよ。信じられないでしょう? 
 格安航空券なら往復7万ぐらい(シーズンオフ)で赤道を二回も越えることができるのだ。行くっきゃないでしょう? のっぽの名前を出せば、いろいろサービスしてくれるはずだよ。
 電話は国番号62−361−976341(FAX兼用)。ただし、FAXを送る場合は英文かローマ字書きで到着日、搭乗便名、宿泊日数、利用人数、氏名、連絡先(住所&電話番号)を明記してください。

 写真はスハティの庭でのパーティーで子豚の丸焼きを前にしたかつて肥満気味だったあかほりさとる先生とのっぽのスナップです。後ろに立っているのはワヤン君です。
 ああ、バリ島のことになるとついつい冗漫になってしまうのっぽ。嗤ってやってくだしゃんせ。惚れた弱みよ。ああ、赤道越えたい!
 次回からはこんなに長くならないから許してたもれ。
 『怪盗きらめきマン』、応援頼みますよ。のっぽのお願いです。(つづく)